ビオトープ整備状況

  ビオトープの整備は、当研究プロジェクト職員を始め、ビオトープ整備技術に興味を持つ社員の手で段階的に行われています。
  参加理由は、知識習得、自然環境への興味のほか、健康のためなど様々です。



ビオトープ最新状況

2014年2月末
全景
冬のエコラボは冬枯れ色。2月7日〜8日にかけての大雪は、エコラボにも降り積もりました。天気が回復した8日の夕方になっても、約5cmの積雪がありました。
エコラボを見上げる
かつて段々畑だった斜面は遷移の途中なので落葉樹が多く、冬の間は枯れ草色となっています。
天水池
冬の間も気温の高い晴れの日は水温が上昇するので、メダカやマツモムシが泳いでいるのが確認できます。
堆積物の撤去のために粗い網で池底をさらうと、アカハライモリやギンヤンマのヤゴなどが越冬していました。



今年も多くのアカガエルの産卵がありました
天水池は、水の流れの無い完全閉鎖水域で、冬季でも潅水しています。
そのため、アカガエルの絶好の産卵場所となっています。今年は、1月13日に2個の卵塊を確認し、2月15日には34個の卵塊と、オタマジャクシの孵化を確認しました。
卵塊 孵化直前 孵化直後



冬は落葉樹の葉が落ちるので、鳥の観察に適しています。
アトリ(雄)冬鳥 アトリ(雌)冬鳥 シロハラ冬鳥
シジュウカラ ヤマガラ カワラヒワ
ホオジロ(雄) ホオジロ(雌) ジョウビタキ(雌)
ウグイス ヒヨドリ


雪のエコラボとアニマルトラック
アニマルトラックとは動物の痕跡のことです。
足跡や糞、木々の皮や葉っぱを食べた跡のなど、営みの痕跡を通して生き物たちを観察することができます。雪原に残る足跡は、日頃会えない生き物たちの生活を垣間見ることができます。
雪の天水池 人の足跡 イヌ
イノシシ ノネズミ ホオジロ





冬季のロゼットと蔓植物ほか
根の際から葉を放射状に出し、低く広げている形をロゼットといいます。
ロゼットの葉を根生葉といい、その中心に芽があります。
これらの冬越しの草本は、冬季の競合する植物が少ない間はロゼットで過ごし、春から芽生え高い位置に葉を形成していきます。
ノアザミ ノコンギク ヨモギ
セイタカアワダチソウ
(帰化植物)
ヒメジョオン(帰化植物) ギシギシ
トウバナ ホトケノザ ヒメオドリコソウ
(帰化植物)
ウシハコベ オランダミミナグサ(帰化植物) オオイヌノフグリ(帰化植物)
キツネノボタン ケキツネノボタン アメリカフウロ(帰化植物)
ニワゼキショウ(帰化植物) ミチタネツケバナ(帰化植物) フヨウ(帰化植物)
フユイチゴ ヘビイチゴ オヘビイチゴ
キカラスウリ キヅタ(常緑) スイカズラ(半落葉)




   
樹木
マンリョウ ヤブコウジ ヤマモモ雌株の花芽
モチノキ ソヨゴ ソヨゴ死環の実験
ヒサカキ(雄株:蕾) ヒサカキ(雌株:蕾) ヤブツバキ
ヤツデは、葉が8つ(7〜9)に裂けているからヤツデ(八手)です。
同じウコギ科のカクレミノは、葉の形の変異が大きく、1〜5裂になります。
ヤツデ(葉) ヤツデ(花) カクレミノ(1枚葉)
カクレミノ(2裂葉) カクレミノ(3裂葉) カクレミノ(4裂葉)






【 第1期整備配置図 】
※画像をクリックすると地図が拡大されます。




【 第2期整備配置図 】
※画像をクリックすると地図が拡大されます。




【 全体図 】
※画像をクリックすると全体図が拡大されます。


>BackNumber
>増岡組HOME

Copyright2006 MASUOKAGUMI. All rights reserved.