はじめに



 ここは、広島県呉市の山中にある森林です。
 以前、この森の中には段々畑等もあり、里山として人が周囲の自然と深く関わっていました。
私たち増岡組は、「建設事業に於ける自然環境との調和」を目指す一環として、この場所で約78,000uの広大なビオトープを作り、以前の里山の風景を復活させ、植生と生態系の関わり等、周辺の自然と合わせ、環境に関する研究を行いたいと考えています。


 平成17年6月からの調査では、この地域に10種類のチョウに代表される様々な昆虫が生息している事が分かりました。
私たちは今、これ等の大切な生物種を絶やす事なく、より充実させるため、現地で整備活動を行っています。チョウやトンボやカブトムシ等が活き活きとしていられる環境は、人にも大切な環境だと考えるからです。


 今回のビオトープ整備では、生物の生息・生育環境を作り出し、生態系を構成する多様で貴重な生物種が保護されるという効果が期待される一方で、里山の復活等により、以前からの地域の風土や身近な自然との触れ合いを醸成させる事が見込まれます。
私たちは、地域の皆さま、関心をお持ちの皆さまにも当研究所内に入って頂き、そのような触れ合いの機会を一緒に作りたいとも考えています。


 これから、当ホームページではこのような活動を順次紹介するとともに、私たちの研究の成果も可能な限りお知らせしたいと思います。                


   平成18年3月1日 増岡組環境技術研究所(エコラボ)一同



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