ビオトープ整備状況

第4回整備状況

 第4回の作業は、雨天の合間をぬって、カブトムシ小屋の作成、バタフライガーデン2・3の生成、通路整備を行いました。

 カブトムシ小屋とは、既設の育床場で成虫になったカブトムシを観察し、また産卵するまでの期間そこで飼育するために、育床場に蚊帳のような覆いをかけてカブトムシを確保しておくものです。

 バタフライガーデンは2箇所増設され、すでに効果が確認されている1箇所目と同様に、これから食草、吸蜜植物の植栽・育成が行われます。

 通路の整備については、縁に現地伐採木をそのまま利用して設置し、事前に現地で作った木チップとリサイクル木チップを敷き詰めて舗装を行いました。



2006年5月27日
カブトムシ小屋(1)
自然との調和を考慮し、竹で骨組みを作成。
カブトムシ小屋(2)
メッシュシート張り。景観を考慮して緑色のシートを使用。
中央の支柱周辺には、エサ置き場を設置し、カブトムシのエサを置きます。
カブトムシ小屋(3)
組立完了。
緑色のカブトムシ小屋は、林の中に溶け込んでいます。
バタフライガーデン2
パーライト・肥料混入、撹拌生成。
しばらくそのまま寝かせます。

バタフライガーデン3
生成状況。
通路整備(1)
現地伐採木を縁に設置。
通路整備(2)
木チップを敷き詰めて舗装。
材料は、現地伐採木をチップ化したものと建設廃材のリサイクル材を使用しています。
通路整備用木チップ製造(事前準備)
現地伐採木を木材チッパに通し、現地にて製造。

『広島しぜんの会』会長の守屋節男先生より、当日観察した昆虫の生態について等の説明を受けました。
カブトムシ幼虫育成状況
順調な成長を確認。
(白いコインは100円玉)
アゲハチョウの幼虫
現地にて採取。
初めは黒っぽい(鳥のフンの擬態:写真下側)が、終齢を迎えると緑色(写真上側)に変わる。
コメツキバッタ
現地にて採取。
ヒヨドシチョウの幼虫
植樹したエノキに大量発生し、葉を食べ尽くしてダメージを与えています。
エサと隠れ場所を失った幼虫は、さらに近くの木に移動するものもあれば、鳥のエサとなる場合もあります。幼虫がいなくなった後、エノキは新しい芽を出します。     
自然界では、このような光景が繰り返されています。
6月18日 ヒヨドシチョウの成虫
後日の観察により、成虫を確認しました。


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