ビオトープ整備状況

第5回整備状況

 今回大きな変化が見られたのは天水池で、植草した水生植物に卵が付着していたと思われるメダカ(クロメダカ)が急速に繁殖していました。
 一方でアオミドロの繁茂や雨不足のための水位低下等の問題点も認められ、今後もメダカや他の生物が生育できる環境を守るための対策について意見交換を行いました。

 敷地内では、群生したセイタカアワダチソウの黄色い花が目を引きつけますが、外来種(帰化植物)であるこれらの植物は、ススキ等の在来植物の生育環境を奪い、土地本来の植生を回復させる妨げとなります。

 第5回の作業は、駆除の対象となる外来種植物の選別除草、崖部分の危険区域を明示する柵の設置、木チップ歩廊の転圧、堆肥促進剤実験場の生成のほか、敷地内下段南部の開発調査及び開墾を行いました。



2006年10月21日
メダカ生息状況確認

昆虫、植物観察
ショウリョウバッタ ヤゴ 柑橘類(植樹) アケビ

セイタカアワダチソウ
外来種のセイタカアワダチソウ(帰化植物)は、在来植物の生育環境を奪うため、駆除する必要があります。
帰化植物の除草
上記セイタカアワダチソウの他、アメリカセンダグサ、オオオナモミを対象として抜き取りました。
アメリカセンダグサ、
オオオナモミの種子
手摺施工状況
ビオトープの安全確保のために手摺りを設置しました。
この手摺りは、南方向の立入禁止区域との柵となります。
手摺設置状況
ビオトープの保全区域と未整備区域(下り斜面)との境界が明確になりました。
木チップ通路転圧実験場整備
10cm〜20cmに敷厚を変化させた木チップ通路を転圧し、一般状態(転圧無し)との比較実験を行いました。
研究課題
歩行しやすさ
草本繁茂状況
腐食状況
木チップ転圧状況
木チップがクッション状であったため、転圧の効果が小でした。


※転圧効果を出すには、固化材等の検討が必要ですが、一般の固化材は化学材料のため物理転圧のみで行いました。
堆肥促進剤による木チップ堆肥化実験
撹拌状況


※堆肥促進剤は環境への悪影響が無いもの、自然素材で分解者であるバクテリアの増殖を促進するものを使用しました。
木チップ堆肥化実験状況
堆肥化の促進をするためのブルーシート養生。
研究課題
堆肥促進剤の効果
かくはん状態の効果
堆肥状態木チップ通路の変化



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