第15回メダカセミナーは、 広島県呉市にある三菱日立パワーシステムズ株式会社呉工場様で行いました。こちらは、エネルギーと環境保全に関連する製品とサービスを日本国内をはじめ世界各国に提供する、地元が誇る日本を代表する事業所です。
今回は、広島県環境学習推進専門講師派遣の制度による「地元に根差した生物多様性/自然環境保護」というテーマでのご依頼で開催しました。
『呉市における生物多様性』というエコラボに適した題目を頂き、エコラボメダカを実際に見て頂きながら講演させて頂きました。
2010年にCOP10生物多様性フェアフォーラムで発表した「メダカの目から見る生物多様性」を題材として、呉市にフォーカスした内容としました。
前半は、生物多様性条約の背景と内容、後半はエコラボを題材に生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性についてお話しし、そしてエコラボで撮影した写真を基に、呉市の生物多様性の状況を見て頂きました。 |
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【水槽とタイトル】 |
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【講演の様子】 |
現在も工業都市で、かつては公害で有名だった呉市ですが、エコラボでの調査から実は生物多様性の豊かな地域である事が分かったというお話をしました。
それは、各企業の環境対策への取組の結果であることはもちろんのことですが、海・山・川がコンパクトな配置となっている呉市の地形の特徴から、多様な生態系が多様な種を育む‥‥そのような呉市のポテンシャルの高さに参加者の方々は驚いた様子でした。
世界に誇る環境技術を有する三菱日立パワーシステムズ株式会社呉工場様が、より広い観点から環境をとらえようとされている企業姿勢を感じることができ、良い体験をさせて頂くことができました。 |
今後とも、エコラボでできることがあれば、地域交流を進めていきたいと考えています。 |
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