第38回メダカセミナーは、広島県江田島市の「古鷹山ビオトープ観察会」での生き物観察会「カダヤシ捕獲大作戦」に計画から参加しました。
古鷹山ビオトープでは、昨年9月の観察会で特定外来生物のカダヤシが確認され、その後のモニタリング調査でカダヤシの大量繁殖とメダカの激減が確認されました。
そこでカダヤシの駆除を計画し、地域の小学生や保護者の方など33名で開催しました。 |
最初に、今回の活動(カダヤシの駆除)の趣旨説明から始まり、カダヤシによる生態系への影響と状況、活動の注意事項について説明がありました。
開催した時の池は、水位を下げ、池干しの準備と、在来生物の救出作戦をする状態となっていました。 |
観察会の開始 |
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火起こし体験 |
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全員で池に入り、生物採集を進めました。大量のカダヤシが取れ、昨年まで大量にいたメダカは極少数となっていました。メダカの幼魚は見つからず、生まれたてのメダカや卵はカダヤシに駆逐されてしまったようでした。 |
池に入って生物採集 |
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カダヤシ(メダカにそっくり) |
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1000匹程度のカダヤシとともに、多くの在来生物も採取できました。それらは、ビオトープ上流にある学校林の池に放しました。メダカは別の場所で保管し、池干し後、カダヤシが絶滅した後に戻す予定です。 |
救出したメダカ |
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救出した在来の水生生物 |
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【採集した水生生物】 |
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メダカ、カワムツ、コオイムシ、タイコウチ、スジエビ、ツチガエル、アカガエル、おたまじゃくし、ヤゴ |
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