地域交流情報


メダカセミナー
2023年5月30日、6月7日、10月13日、10月25日


 第36回メダカセミナーは、「簡易田んぼによる農業体験」です。
 広島市立荒神町小学校は、2018年の増岡組110周年事業「キャンプ里地・里山」に協力していただき、そのイベントで使用した「簡易田んぼ」を進呈して校内に設置しました。その「簡易田んぼ」を教育現場で活用します。



 農業体験は、5年生23名で、授業の時間を使って進めます。
 始める準備として、前回稲刈り後に種をまきレンゲの花畑になっている田んぼの「田起こし」「水張り」をしておきます。

田起こし前(レンゲ畑)


【代掻き】 5月30日
 水張りをした田んぼに手を突っ込み、土の塊やゴミを出しながら撹拌します。最後にミニ熊手で水平にならします。
 小雨で始まりましたが、泥除けポンチョが大活躍です。
 最後に苗の長さを計り、植物標本作りのための押草を作りました。

稲作1年の話 代掻き
熊手で敷均し 苗の押草作り


【田植え】 6月7日
 3本を1束にした苗を、親指、人差指、中指の三本指で植え付けます。
 水のたまった田んぼに、防虫対策のメダカを放流しました。
 稲の苗の植物標本を作りました。

田植え指導 田植え
メダカの観察と放流 苗の植物標本作成


【稲刈り】 10月13日
 ハサミを使って稲刈りです。
 刈った稲は、ハゼに掛けて、防鳥ネットをかぶせておきます。 

稲刈り 束にしてハゼ掛け
稲刈り前 稲刈り後:ハゼ掛け


【米づくり】 10月25日
 農業体験の最後は米づくり。ハゼから下ろして脱穀→籾摺り→精米(全て手作業)で、玄米をつくります。大正時代の脱穀機で脱穀体験もしました。

ハゼ干し乾燥 脱穀: 牛乳パックを使って脱穀
籾摺り: すり鉢と軟式ボール 選別: 協力して籾殻飛ばし
精米: 玄米で約1合 大正時代の脱穀機体験


 できたお米(玄米)はわずかでしたが、中には1合ほどのお米ができた人もいました。持ち帰って家のお米に混ぜて炊いて食べるまでが食育です。
 日本人の主食のお米。田植えからごはんになるまでを体験し、食材としてのお米を楽しく学んでもらえたと思います。






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