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メダカセミナー
2022年10月26日


 第30回メダカセミナーは、「簡易田んぼによる農業体験」です。
 広島市立荒神町小学校は、2018年の増岡組110周年事業「キャンプ里地・里山」に協力していただき、そのイベントで使用した「簡易田んぼ」を進呈して校内に設置しました。その「簡易田んぼ」を教育現場で活用します。



 農業体験は、5年生9名で、授業の時間を使って進めます。
 始める準備として、前回稲刈り後に種をまいたレンゲで花畑になっている田んぼの「田起こし」「水張り」をしておきます。

田起こし前(レンゲ畑) 田起こし・水張り


【代掻き】 5月12日
 水張りをした田んぼに手を突っ込み、土の塊やゴミを出しながら撹拌します。最後にミニ熊手で水平にならします。
 今回ため池をイメージしたビオトープも作ったので、そこにメダカを放流しました。このメダカは、自然界と同じように蚊の発生を防いでくれます。

撹拌 熊手で敷均し
代掻き完了 ビオトープにメダカの放流


【田植え】 5月31日
 3本を1束にした苗を、親指、人差指、中指の三本指で植え付けます。植物標本作りのために苗を採取し、押し草にしました。
 水のたまった田んぼにも防虫対策のメダカを放流しました。

田植え
田植え完了 メダカの放流


【防鳥ネット張り】 7月20日
 鳥から稲穂を守るためにネット張り。


【イネの開花】 8月5日
 夏休みの登校日に見ることができました。


【落水】 9月26日
 田んぼの生き物たちは、ビオトープに引っ越しました。


【稲刈り】 10月12日
 ハサミを使って稲刈りです。刈った稲はハゼに掛けて、防鳥ネットをかぶせておきます。 

稲刈り
ハゼ干し


【米づくり】 10月26日
 農業体験の最後は米づくり。ハゼから下ろして脱穀→籾摺り→精米(全て手作業)で、玄米をつくります。大正時代の脱穀機で脱穀体験をしました。

ハゼ干し乾燥 稲刈り後の田んぼ
脱穀: 牛乳パックを使って脱穀 籾摺り: すり鉢と軟式ボール
選別: うちわであおいで籾糠飛ばし 精米
大正時代の脱穀機を体験 ため池ビオトープ


 できたお米(玄米)はわずかでしたが、持ち帰り、家のお米に混ぜて炊いて食べたそうです。
 日本人の主食のお米。田植えからごはんになるまでを体験し、食材としてのお米を楽しく学んでもらえたと思います。







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