地域交流情報


メダカ交流会 2018年6月12日

 第21回メダカ交流会として、メダカの飼育をお願いする広島市立荒神町小学校5年生にメダカを進呈しました。
 このメダカは、エコラボの天水池を活性化させるための小規模の攪乱を行う際に採取したものです。

 荒神町小学校には、理科の授業に合わせ、前もって5月9日にメダカ大使を進呈して授業に役立ててもらいました。
 また、6月5日には増岡組110周年記念イベント「キャンプ里地・里山」へ参加して頂き、縦割り班でメダカセミナーや田植え体験、里地の生き物たちの観察をしてもらいました。 
※攪乱(かくらん)・・生態系保全に必要な人為的個体数調整



 メダカ交流会は、理科の授業2コマを使用し、5年生15名と開催しました。
 はじめに、増岡組は建物や道路を造っている会社であることを紹介しました。
 理科の授業でも使ったエコラボメダカを今回も連れてきたことを伝え、「キャンプ里地・里山」メダカセミナーのつづきとして始まりました。
 「なぜメダカの勉強をするのか」。それはメダカを知ってもらうため。メダカを知って好きになり、メダカを大切にする。そのことが地球上の生き物の棲む環境を大切にすることにつながるのです。


 1コマ目前半は、エコラボから見える景色と、エコラボに生息する生き物たちを例に、生態系の多様性、種の多様性について話しました。
 遺伝子の多様性についての話では、エコラボメダカが野生種であること、東京では野生のメダカが絶滅してしまったこと、飼育したものは自然界に戻してはいけないことを勉強しました。

 1コマ目後半は、メダカ、イモリ、おたまじゃくしを一人ずつ手に取っての観察です。
 目の大きさや口の位置、オス・メスの違い等、メダカを細かいところまで観察しました。
 「キャンプ里地・里山」でのビオトープや田植え体験を思い出し、どんなところに棲んでいるかということも分かりました。

【交流会の様子】 【メダカの観察】



 2コマ目は、「自然の中でのメダカの食べ物」というテーマで、顕微鏡を使っての観察です。ミジンコ、ボウフラ、赤虫(ユスリカの幼虫)を観察しました。
 4班に分かれ、慣れない顕微鏡観察でしたが、全ての班でミジンコを観察することができました。

【メダカの食べ物観察】 【ミジンコ観察】



 後日、「キャンプ里地・里山〠で田植え体験をしたミニ田んぼ「田んBOX〠を進呈し、校庭の一角に設置しました。継続して、農業学習等に活用していくとのことです。

【田んBOX】 【メダカ大使設置状況】




 荒神町小学校の皆様には、「エコラボメダカ交流会」の趣旨に賛同して頂き、このような機会を与えて下さった事に感謝致します。
 荒神町小学校の皆様のご協力と、児童の皆さんの貴重な時間を頂き、ありがとうございました。


 今後とも、エコラボでできることがあれば、地域交流を進めていきたいと考えています。




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