地域交流情報


メダカ交流会 2014年9月27日

 第15回メダカ交流会は、『くれエコフェスタ2014』に参加しました。エコラボの生き物を紹介し、メダカとふれあい、メダカを希望者へ配付しました。

 このメダカは、エコラボの天水池を活性化させるための小規模の攪乱を行う際に採取したものです。 
※攪乱(かくらん)・・生態系保全に必要な人為的個体数調整



 『くれエコフェスタ2014』は、「くれ環境市民の会」主催による、エコラボのある呉市の市民・事業者・学校・行政から環境保全に関する取り組みを情報発信し、参加者の自主的なエコライフの実践を促す体験型環境イベントです。
 地元の環境対策に取り組んでいる企業、高等学校、行政、くれ環境市民の会など、総勢30の団体がブースを設け、それぞれの環境への取り組みや情報を発信していました。
 野外ステージや電気SL乗車、クイズラリー、様々な環境実験・工作と、来場者は楽しみながら環境啓発に参加していました。



 エコラボは、生物多様性をテーマに<メダカ交流会>を開催しました。
 「日本在来の小さな命<野生のメダカ>に触れることにより、種を大切にする気持ちと、未来の環境に対する責任感を育む」ことを目的として、「メダカすくい」「アクアリウム:天水池の生態系」「エコラボに棲む生き物たちの紹介」「エコラボを題材にした生物多様性」を展示しました。




【メダカすくい】
 展示の一番人気は、日本在来の小さな命<野生のメダカ>に触れてもらう「メダカすくい」です。かつて、身近な池や小川で子供たちが自由にメダカを採っていたように、メダカと遊んでもらうコーナーです。

 すばやい動きのメダカを網ですくったり、配付したメダカを間近で見たりと、準備したメダカは3時間ほどで終了しました。



【アクアリウム:天水池の生態系】
 水槽に天水池の生態系を入れて展示しました。

 手前に並べたパネルは、その生き物たちの説明パネルです。
 メダカやイモリ、様々な水生昆虫を見て、子供たちは珍しがり、その親たちは子供の頃に採ったことを話していました。



【展示パネル】
 「エコラボを題材にした生物多様性」では、エコラボを題材に3つの多様性を説明しています。
 生態系の多様性はいろいろな景色<生息環境>があること、種の多様性はいろいろな生き物がいること、遺伝子の多様性はエコラボメダカが遺伝子的に野生のメダカであることを説明しています。

 その、かつては身近な生き物だったメダカを守るために「今、できること」がひいては地球の生物多様性を守るためのESD(持続可能な開発のための教育)につながるとしています。

 「エコラボに棲む生き物たちの紹介」では、エコラボで確認されている48種類の蝶をはじめとした多種、多様な生き物を紹介し、市民に親しまれている山が生物多様性豊かな山であることを知ってもらいました。
 そして、増岡組のCSRの一環として行っている、エコラボのメダカを題材とした環境教育<メダカ交流会>の紹介をしました。



【クイズラリー】
 クイズラリーのエコマン15号はいつも人気者でした。
 「池や川にいる魚の中で、一番小さな魚はどれでしょうか?」
 @メダカ Aどじょう Bふな



 今回の『くれエコフェスタ』では、呉市民の方々と幅広く交流することができました。
 今後とも、エコラボでできることがあれば、情報発信を行っていきたいと考えています。




>増岡組HOME

Copyright2006 MASUOKAGUMI. All rights reserved.