地域交流情報


メダカ交流会 2013年2月15日

 第12回メダカ交流会として、メダカの飼育をお願いする中央区立城東小学校4年生の子供達にメダカを進呈しました。
 このメダカは、エコラボの天水池を活性化させるための小規模の攪乱を行う際に採取したものです。

 城東小学校は、東京の玄関口である東京駅に近接した、まさに都心の真ん中にある小学校です。
 この度、増岡組の関連会社である鉄鋼ビルディングの「(仮称)新鉄鋼ビル建替工事」に際し、『未来の当地域』と題して児童の皆さんに絵を描いて頂き、現在仮囲に掲示させて頂いております。

 そのご縁から、同校4年生13名の皆さんとメダカ交流会を開催致しました。
※攪乱(かくらん)・・生態系保全に必要な人為的個体数調整


(仮称)新鉄鋼ビル建替工事の仮囲に掲示している『未来の当地域』



 メダカ交流会は、5時間目の授業として教室にて開催しました。
 始めに、担任の秦先生から鉄鋼ビルディングと増岡組の紹介があり、まずは仮囲に掲示している絵のお礼をお伝えしました。


 『なぜメダカを勉強するの?』というタイトルで、環境に関する二つの約束「気象変動枠組条約(地球を汚さないようにしよう)」と「生物多様性条約(地球にいる生き物を大切にしよう)」の説明から始まり、「生物多様性条約」のためにみんなができることを考え、なぜメダカを勉強するのかをお話ししました。

 『エコラボの紹介』では、エコラボにいる生き物たちを紹介することで「種の多様性」、施設や景色を紹介することで「生態系の多様性」を学んでもらいました。

【なぜメダカを勉強するの?】 【エコラボの紹介】



 後半は、『エコラボメダカの紹介』のミニ観察会を行い、一人ずつメダカを手に取って、メダカの生態や、奇跡的に生き残った野生種の東関東型「杉並メダカ」を例に遺伝子の多様性について考えてもらいました。
 観察後は、みんなでそのメダカを教室の後ろに設置した水槽に放流しました。

【エコラボメダカの紹介〜ミニ観察会】 【放流の様子】



 「皆さんの描いてもらった未来では、人がたくさんの虫や鳥と一緒に暮らしていたらいいですね。」と清田研究員の挨拶で締めくくり、最後に児童代表者から丁寧なお礼の言葉を頂き、メダカ交流会は終了しました。

【お礼の言葉】 【メダカ大使の水槽】



 交流会が終わり、エコラボメダカの水槽に集まった児童たちの様子を見て、メダカを大切に育ててもらえると感じました。

 続いて、5年生の教室にもメダカ大使を進呈しました。

【設置した水槽】 【5年生のメダカ大使】


 城東小学校は都心にありながら環境について大きな関心を持たれ、学校として様々な活動に取り組まれていると聞いております。
 特に4年生は生き物に関心が高いとの事でしたが、メダカ交流会を通じてそのことを実感しました。
 増岡組環境技術研究所にとって、都市部でこのような交流会を開催させて頂いた事は、大変貴重な経験となりました。


 城東小学校の皆様には、「エコラボメダカ交流会」の趣旨に賛同して頂き、このような機会を与えて下さった事に感謝致します。
 城東小学校の皆様のご協力と、児童の皆さんの貴重な時間を頂き、ありがとうございました。


 今後とも、エコラボでできることがあれば、地域交流を進めていきたいと考えています。




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