地域交流情報


メダカ交流会2010年6月1日

 第10回メダカ交流会として、メダカの飼育をお願いする呉市立音戸小学校の子供達にメダカを進呈しました。
 このメダカは、春を迎えたエコラボの天水池で水温上昇とともに活発化したため、一部を小規模の攪乱のために採取したものです。

 音戸小学校は、エコラボからも展望できる倉橋島北端の高台にあり、音戸の瀬戸を三方に見ることのできる風光明媚な場所に立地しています。
 当日は一人の欠席もなく、全校生徒40名とメダカ交流会を行い、皆さんが毎日通る児童用玄関に水槽を設置させて頂きました。
※攪乱(かくらん)・・生態系保全に必要な人為的個体数調整



 メダカの進呈式は、五十川先生の進行で始まりました。
 最初に、村田校長先生より、野生のメダカが絶滅危惧種になっているお話や、みんなで頑張って育てましょうという呼びかけがあり、続いて私たち増岡組環境技術研究所所員の紹介をして下さいました。

村田校長先生のお話



 次に、渡邉所長から「私たちは建設会社で、ビルや道路を作るときに、自然との調和を考えながら工事をしています。」と増岡組の仕事について説明をさせて頂きました。
 そして、飼育委員代表の児童に観察ケースに入れたメダカを手渡し、「大切に育てます。」というお礼の言葉を頂きました。

渡邉所長の挨拶 メダカの進呈



 環境学習では、『なぜメダカを勉強するのか』と題して、エコラボの紹介、エコラボに生息する生き物たちを通して見る生物多様性について説明しました。
 全学年が対象ということで、一部には難しい所もあったと思いますが、皆さん真剣に話を聞いてくれました。

環境学習


 次に、設置した水槽の前に場所を移し、観察ケースに入れたメダカの観察と、飼育指導を行いました。

設置した水槽 メダカの観察と飼育指導



 教室に戻り、クロメダカとヒメダカを一緒に飼ったらどうなるのかという質問をふまえて、遺伝子の多様性と野生のメダカが貴重な理由について説明しました。

 最後に、全員からのお礼の言葉で、メダカ交流会は締めくくられました。

児童からの質問 閉会

 



 音戸小学校の皆様には、「エコラボメダカ交流会」の主旨に賛同して頂き、このような機会を与えて下さった事に感謝致します。
 音戸小学校の皆様のご協力と、児童達の貴重な時間を頂き、ありがとうございました。


 今後とも、エコラボでできることがあれば、地域交流を進めていきたいと考えています。



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