地域交流情報


メダカ交流会2010年5月28日

 第9回メダカ交流会として、メダカの飼育をお願いする廿日市市立原小学校5年生の子供達にメダカを進呈しました。
 このメダカは、春を迎えたエコラボの天水池で水温上昇とともに活発化したため、一部を小規模の攪乱のために採取したものです。

 原小学校では、昨年に引き続いて2度目のメダカ交流会です。
 今回も、5年生の教室にエコラボメダカの水槽を設置させて頂きました。
 こちらの学級では、シマリスとアブラハヤという魚を飼育していたり、児童が描いたオイカワという魚の絵があったり、みんな生き物が大好きなんだという様子が伝わってきました。
※攪乱(かくらん)・・生態系保全に必要な人為的個体数調整



 メダカの進呈式では、始めに担任の三澤先生より、開催の主旨や学習の目的について説明がありました。
 続いて桂校長先生より、この交流会が開かれるいきさつや、また、企業のボランティアで開かれる事についてのお話がありました。

桂校長先生の挨拶 三澤先生の説明



 交流会の始めに、増岡組環境技術研究所清田所員から、「当社はビルや道路を作ったりする仕事をしています。皆さんも知っているマツダスタジアムや原小学校の眼下にある厳島神社の仕事もしています。」と増岡組の説明をさせて頂きました。
 そして、ビオトープの話に続いて、『なぜ、メダカを勉強するの?』と題して、エコラボの生き物の説明や、メダカを通して生物多様性についてお話しさせて頂きました。

エコラボの説明 メダカの生態の説明



 休憩時間を挟んで6時間目には、石井所員により「メダカの観察会」と「飼育指導」を行いました。
 水槽の前に集まって観察ケースを手に取り、目や口の位置、オスとメスの見分け方、卵の観察、餌のやり方や稚魚を分けて育てる等の飼育方法について、児童の皆さんと意見交換をしたり、感想を聞きながら進めました。

水槽の前に集まり飼育指導 観察ケースを持って観察



 席に戻って、環境アンケートに協力してもらい、質問に入りました。
 エコラボに生息している色々な生き物の説明に出てきた、渡りチョウのアサギマダラに関する事や、水槽の水替え、赤ちゃんメダカの扱い方等の飼育方法についての質問がありました。

 その間も皆さんの関心は、水槽の赤ちゃんメダカと卵を親メダカから避難させる事の方に向いているようでした。
 そんな様子を見て、5年生の皆さんがこれからも環境に関心を持ち、メダカを大切に育ててくれる事と感じました。

設置した水槽

 



 原小学校の皆様には、「エコラボメダカ交流会」の主旨に賛同して頂き、このような機会を与えて下さった事に感謝致します。
 原小学校の皆様のご協力と、児童達の貴重な時間を頂き、ありがとうございました。


 今後とも、エコラボでできることがあれば、地域交流を進めていきたいと考えています。



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